矯正装置の種類
患者様のニーズや症状の状況に応じて、様々な装置が使い分けられています。当院で使用している主な矯正装置についてご紹介します。
固定式装置
患者様が自分では外せないタイプの装置
固定式装置
患者様が自分では外せないタイプの装置
固定式装置の”固定”というのは、「患者様が自分では外せない」つまり「くっついたままになっている」という装置です。
ここでは固定式装置の代表例をご紹介します。
可撤式装置
患者様自身で取り外しができるタイプの装置
可撤式装置
患者様自身で取り外しができるタイプの装置
可撤式装置とは、患者様自身で外したり付けたりが簡単にできるような構造になっている装置という意味です。
また、装置の種類によっては、固定式の部分と可撤式の部分に構造が分かれているものもあります。例えば、ヘッドギヤのように装置を付ける部品(バッカルチューブ)は歯に固定されているが、矯正力を作用させる部分は、自分で取り付けるような装置です。
可撤式装置は、自分で外せるというのが大きな利点で、患者様にとつては気楽にできそうなイメージがありますが、当然のことながら使っている時間しか効果がありませんので、外してばかりでは効果が望めません。
【顎外固定装置】
口の外に装着する装置です。当院で使用している顎外固定装置の代表例である「ヘッドギヤ」と「上顎前方牽引装置」についてご紹介します。
基本的には就寝時に使用していただく装置です。
【床矯正装置】
床矯正装置の「床」とは、英語ではプレート(板という意味)といい、歯の裏側の歯茎の部分に沿うように、プラスティック(歯科用レジン製)の板が覆ってい る装置のことです。
要は歯の部分をくりぬいた入れ歯のような形をしている装置だと思ってください。このプラスティックの板の中に、スプリングやスクリュー 型のネジを組み込んで作用させる装置です。ここでは「床矯正装置」の代表例をご紹介します。
【保定装置】
マルチブラケット装置で歯を動かす治療(動的治療)が終了したあとで、歯並びが後戻りしないように押さえておく期間のことを「保定」といい、その時使う装置のことを「保定装置」と言います。
【その他】